4月1日より渋谷区同性カップル条例が施行されたわけですが、「渋谷区“同性婚”条例可決」とか「同性婚さんいらっしゃい」とか、最近は「同性婚」というワードを最もよく目にする言葉になってきているのかもしれません。

いざ、セクマイさんが「結婚しよう！」となった時、同性婚の式場はまだまだ少ないのが課題点としてあります・・・。
実際、僕も結婚式に何度かご招待頂くのですが、新婚のお二人は自分達のためというよりも親御さんのために結婚式を行ったというカップルの声が多かったというのが印象的でした。
が、今回取り上げるのはフォトウェディング。

結婚式とフォトウェディングの違い

一般的な結婚式と違って、フォトウェディングというのは「写真のプロ」が入るということ。
つまり、もっともキレイな瞬間の写真が残せる。というところが最大の特徴でしょうか！

一説では、結婚式場にいるカメラマンというのは、アルバイト・アシスタント・外注カメラマンがほとんどで、
データのみならまだしも、一生涯残せる写真のクオリティではないようです。（諸説有ります）

挙式の様子を撮る結婚式場カメラマンと、ブライダルフォトを専門でやっているカメラマンが撮るのとでは、ポージングや構図、シャッターチャンスの時間、色補正なんかが全然違うということ。・・・と、このへんがプロからの意見ですが、一般人にはあんまりしっくりきません。

ざっくりまとめてみると
一般的に結婚式というのは写真の構図・タイミングなどお構いなしに、挙式の流れ通り進みます。
ちょっと半目っぽい写真だとしても（ありえないですが）、ベストショットを逃そうが（ありえないですが）、撮り直しなんてききません。会場のスケジュール通り進まされるわけです。

それとは一転して、フォトウェディングの場合は「こういう写真を残したい」という希望をそのまま写真にしてもらえるんですね。

つまるところ、
絵になるような写真を沢山撮って貰いたいなら専門業者
挙式の様子をそのまま残したいなら式場カメラマン
という感じらしいです。（勿論、普通なら予算なんかも絡みますが）

結婚式とフォトウェディングの予算の違い

結婚式の平均費用は約300万円と言われています（ゼクシィ：結婚のお金　結婚式費用の相場）。
親族や友人、仕事上の付き合いがある人を招くわけですが、挙式の小規模化が進んでいる現代では、結婚式や挙式そのものに意味を見出さないカップルも多くなってきており、写真だけで済ませるフォトウェディングが流行っているのだとか。
フォトウェディングだと、実際の挙式費用の10分の1程度の価格（撮影スタジオによっては10万円以下のところも！）でウェディングドレス・タキシードを着用したり、和服でロケ撮影をしたり、新婚気分を味わえる他にも、一生思い出に残るアルバムも作成できたり。。
消費税も上がるかもしれないこのご時世、浮いたお金を新婚旅行や貯金に回したりできるわけですね。

フォトウェディングのメリットは金額だけじゃない

挙式となると、衣装替えがあったり、集合写真を撮ったり、スピーチ・雑談を交えながらお料理を食べ・・・・と、割と忙しい。
しかしフォトウェディングであれば、挙式ではできないようなおふざけポーズや（笑）、雑誌写真のようなキレイな写真として残せたりもできるんです。
撮影データを貰えさえすれば、FacebookやLINEなんかで共有しやすくなるというのも便利なところ。
更に、メイク・衣装付だったりするところもあるので、持ち込むものはほとんどゼロだったりします。
勿論、撮影会社によってプラン内容がそれぞれ違うので、以下の条件が抑えているか確認しておいた方がいいかと思います。

事前に撮影会社にチェックしておく条件

• 撮影点数（時間）・貰えるデータの数
• 追加費用は発生しないかどうか
• 衣装数・持ち込み可能かどうか
• 打ち合わせは必須・無料かどうか
• 同性カップルでも撮影してもらえるか

撮影点数・貰えるデータの数

「撮影点数≠貰えるデータの数」としている会社が多いです。
つまり撮影で300枚撮るけど、データは別途料金というスタイルであったり、1時間まるまるシャッター切るけどお渡しするデータは3枚だけ、っていう所もあるので、後悔しないためにも、撮影点数（時間）と貰える撮影データの枚数は問い合わせて聞いておくといいかもしれません。

追加費用は発生しないかどうか

「最安プラン3万円」とかってのは疑ってかかった方がよさそうです。
というのも、金額が安いからといって飛びつくと最低限のものしかプランに含まれていなかったりするので、最低でも「撮影データは何枚貰えるのか」「衣装は選べるのか」等々、一度聞いてみた方がいいかと思います。

衣装数・持ち込み可能かどうか

一概には言えませんが、衣装の数が少なかったり、「グレードアップ衣装」「ランクアップ別途○○円」等の表記があったりすると、衣装の質がよろしくない場合があります。「写真写りだけだからなんでもいい」という方にはいいかもしれませんが、衣装の質感を確認するためにも一度来店したほうが良さそうです。
また、女性向けの和装着物だとサイズ調整の融通がきくのであまり心配なさらなくても大丈夫そうですが、ドレスとなるとサイズが非常にシビアになるところなので、ご注意下さい。

「自分で貸衣装を借りた場合、持ち込み可能なのか」という質問をしてみるのも、その撮影会社はどの程度融通が効きそうなのかがわかるボーダーとして使えそうですね。

打ち合わせは必須・無料かどうか

会社によっては打ち合わせ時間に料金がかかるところがありますので、無料なのかどうかは重要なところです。
また、遠方・仕事で時間がとれないということもよくあることなので、打ち合わせは電話・メールで済むかどうかも予め聞いておくといいかもしれません。

同性カップルでも撮影してもらえるか

その撮影会社が渋谷区以外であれば、会社に直接聞いておいた方がいいでしょう。
GID・GD（性同一性障害・性別違和）でホルモン注射をしていて、体つきが変わっていても、微妙な骨格でメイクの仕方が変わったり、衣装のサイズが変わったりすることもあります。
スレンダーではないFTMさんの場合、上半身はMサイズだけど下半身がLサイズで規定のタキシード衣装だとサイズが合わなかったりするんですよね。。
カミングアウトに近いので、一時の恥にはなるかもしれませんが、きちんと自分達のことを伝えてあげておくことで、会社のスタッフさんを困らせることなく済みそうです。

フォトウェディングを挙げたいセクマイカップル募集！

詳しい社名はここではまだお伝えできないのですが、とある撮影スタジオが、同性婚のカップルを募集しているようです。
九州地方で年間1000件以上の撮影を行っている企業様で、同性での結婚写真プランを作りたいとのこと！
ただ、まだまだ被写体が少ないので、GID infoからも同時募集という運びとなりました。
GID infoからご応募頂くと、期間限定で撮影費・データ費・衣装費・スタジオ撮影orロケ撮影（ロケ地の指定不可）・スタジオからロケ地への交通費など、すべて無料で行って貰えるそうです。
つまり、衣装着れて、撮影してもらえて、撮影したデータまで無料ということですね。
ここまでご協力頂いてるスタジオ様に感謝です。。
以下のフォームよりご連絡頂くと、自動返信メールに社名を記載しておりますので、その会社から撮影のご案内をさせて頂きます。
4月7日追記
沢山のご応募を頂きありがとうございます！
応募数が予想を遙かに超えてしまったため、抽選選考となってしまいました。
ご当選・抽選洩れ、どちらにしても当twitterアカウントDM（もしくはメール）でお知らせ致します。
まだまだ応募はしており、ご応募数によっては抽選枠も増えますので、
ご検討中のカップルの皆様お早めにご応募下さい。

4月8日追記
遠方にお住まいの方で、撮影スタジオ様とのお打ち合わせが出来ない方は、メール・電話でご対応いたしますので、ご来店頂かなくても大丈夫です。
遠方の方のご応募もお待ちしております！

以下の条件に当てはまる方限定です。

• スタジオ（福岡・熊本）までお越し頂ける方
• ブライダルとか結婚とかウェディングとかしてみたいセクシュアルマイノリティーカップル（LGBT）
• サイト・印刷物に掲載可能な方
• おふたりの全体＆お顔がわかる画像（ツイッター画像・写メ・プリクラでも可）をご用意できる方
• GIDinfoのツイッターアカウントのフォローをお願い致します（ツイッターDM希望の方）

ご興味のある方は、以下のフォームよりご連絡下さい。
期間限定の募集になりますので、お早めに応募くださいね。


4月17日追記
10日間と短い間でしたが、多数のご賛同の声・ご応募頂き本当にありがとうございました。
お陰様で32組のご応募を頂きました。なお、募集は締め切らせて頂きましたが、また後日セクマイカップルのフォトウェディングができるスタジオ特集を組みたいと思います。

7月27日追記
スタジオフィール株式会社様にて、LGBT同性婚ウェディングプランが実現しました！