性別変更:長男の訂正戸籍届く 「父」欄に名前
[記事ソース:] 2014年2月9日
性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県宍粟(しそう)市の男性(31)が、第三者提供の精子で妻(32)が出産した長男(4)を嫡出子(法律上の夫婦の間に生まれた子)とする戸籍の訂正が認められた。男性が9日、宍粟市役所で会見し、明らかにした。
男性によると、8日に本籍地の東京都新宿区から自宅に戸籍謄本が届いた。これまで空欄だった長男の「父」欄に名前が記載されていた。男性は「ほっとした。これまでは悲しみの涙を流したが、(妻と)2人で喜びの涙を流した」と語った。
昨年12月、最高裁が長男を嫡出子と認める決定をしたことを受けて、男性が宍粟市役所に戸籍訂正を申請、市は受理して新宿区役所に郵送していた。男性は近く、東京家裁に次男(1)の戸籍についても訂正の申し立てをするという。【小泉邦夫】
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