非配偶者間人工授精(AID) | 性同一性障害(GID)、性別違和(GD)の情報サイトGIDinfo.jp

用語集

非配偶者間人工授精(AID)とは

非配偶者間人工授精(Artificial Insemination with Donor’s Semen, AID)は、提供された第三者の精液を用いて妊娠する治療法です。

無精子症の場合など絶対的な男性不妊の場合にのみ適用される方法です。
ご主人以外の男性ドナーの精液を使用し人工授精にて妊娠を試みます。
人工授精の流れは、人工授精(AIH)参照。

「男性不妊に対するあらゆる治療を行ったにもかかわらず、妊娠できない。それでもどうしても子どもがほしい」ときに選択できる治療方法となります。

妊娠希望者については、医師とご夫婦の面談を通して、AID実施適応条件に適応しているかどうかを厳格に判定します。
更にこの治療方法は「第三者の他人の精液を用いる」という特殊な方法となるので、倫理や宗教、法的問題を合んでいます。

非配偶者間人工授精(AID)適用の条件
・無精子症
・精巣精子回収術(TESE)を行ったが精子が認められなかった方
・微量の精子は認められるものの妊娠のレベルにはなく主治医からAIDを提案された方。
*性同一性障害(FTM)の方への非配偶者間人工授精(AID)は実施することができません。