ナベシャツの選び方~完パスを目指すために~【FTM】
FtM当事者向けの記事になります。最初のパスグッズは、胸を潰すのにはマストアイテムになりつつある、ナベシャツ。おおきくまとめて3種類のナベシャツと、選ぶときに知っておきたい豆知識をご紹介します!
なべシャツとは
胸つぶしグッズです。
名前の由来は昭和47年、大阪南・北の水商売のオナベの方が「元祖ナベシャツオカ」に依頼され誕生したのが始まりです。
当時はオナベの福音と云われ、「ナベシャツ」と名付けられたことからナベシャツの歴史は始まりました。豆知識!
FTMにとって、胸があることって本当に苦行ですよね。
元々Aカップとかであればあまり気にならないのかもしれませんが、僕はDカップあるので胸をつぶすだけでも精神的に全然違います。
特に夏場のTシャツ姿…!フラットな胸になる姿…!少しでも男っぽくなれる…!
というFTMにとってはもはやマストアイテムな感じのパスグッズになっているかと思います。
ただ、サラシのように胸をつぶすことが前提なので
- キツイ
- 苦しい
- かっこわるい(着用時・着脱時)
と、いわゆる3Kが揃ってしまうのも、懸念点としてあります。これはどのナベシャツであっても共通です。
とはいえ、胸が潰せるだけで気分もだいぶ違ってくるのも事実。
更に、なべシャツも最近は沢山種類が出てきました。
そこで、ナベシャツを選ぶ時に知っておきたいメリット・デメリットをそれぞれご紹介したいと思います。
ナベシャツの型・着脱方式・素材の違い
型は大まかに分けて、3つが主流です。
着脱方法もナベシャツによって違います。
- ホック式
- チャック式
- 一体式
などなど。
色々試してみましたが、一体式が一番楽でした。ホックやチャックが付いているとブラジャー的な気分にどうしてもなってしまうので、それが気にならない人であればいいのかもしれません。
ただし!チャックだと体毛・肉を挟む恐れがあるのでご注意を(毛深くて太ってるだけじゃんというツッコミは無しでお願いします;)
そしてホック式は、個人的には面倒くさい。8ホックとか、脱ぐにも着るにもかなり面倒くさかったです。
素材もそれぞれ、
- メッシュ素材
- ポリエステル素材
- 綿素材
が主流でしょうか。
更にカラーバリエーションで目立たない肌色から、黒、白、などなど踏まえたら、商品展開が沢山!というわけですね。
肌色は確かに目立ちにくいのはいいのですが、いかんせん「オバさんの下着」「女性下着」を連想してしまいます…;
ナベシャツが見えないような服装であればいいんですが、仮にチラ見えした時の恥ずかしさはご想像にお任せします。
個人的に愛用しているのは、白・黒色です。
普通にインナーだよ?アピールです。←大事です。
タンクトップ型
一番オーソドックスで、人気が高いのがタンクトップ型。
メリット:
- カタチ的には着慣れているので万人向け
- インナー扱いできる
- カラーバリエーションが豊富
デメリット:
- 座ったり屈んだりが多いと、ナベシャツのチョイ見えが起こります
- ポッチャリ体型のFTMさんだと、胴回り部分がくるくると上に巻いてきます・脇下のお肉がはみ出ます
メッシュは通気性がいいので、汗ばむ夏に最適ですね。とはいえ、メッシュのタンクトップというのはなかなか無いので、チラ見えしたときの恐怖感が残るのも事実。難しいところですね。
「ポッチャリ体型のFTMの胴回り部分」について補足。
メッシュ素材のタンクトップは、胸部分と胴回り部分の仕様が違うものがほとんどです(胸部分は潰す用にできているので生地が分厚くなる)。
なので、胸は締め付けられてフラットになりますが、お腹はフラットになってくれません。
見るに堪えない姿なら、ダイエットをオススメします。
逆にメッシュではないものは、結構着回しが効く上に、ナベシャツ感がないのでパスグッズとしては秀作です。(モノによっては締め付けが甘かったりしますが)
サラシ型
タンクトップの胴回りを切取ったような形のナベシャツです。半分タンクトップのカタチや、完全サラシのカタチの2種類が存在します。
男装娘さん達のご愛用が高いみたいです(友人・知人調べ
(個人的には、ノーサンキューでした…。)
メリット:
- 比較的、着脱が楽
- タンクトップ型と大きく変わらない
- 屈んだり座った時のチョイ見えリスクが無い
デメリット:
- たまにミゾオチ部分がスレて痛くなる(丁度、胸の下の生地部分が当たるところ)
- ブラジャーを連想して(ry
- 色によっては透けてしまい、まるでブラ(ry
Tシャツ型
Tシャツそのものがナベシャツになったタイプ。値段がちょっと高めになってきます。
メリット:
- パっと見、Tシャツにしか見えない
- 屈んだり座った時のチョイ見えリスクが無い
- 他と比べるとあまり圧迫感がないので長時間着られる
- ナベシャツ着てる感から解放される
デメリット:
- 無地色が多いのでファッション的に着回しに懸念
- ごくまれにティクビが立って恥ずかしいことがあります(個人談)
サイズ選び
メッシュ・ポリエステル素材は、伸縮性があるのでワンサイズ下でも十分対応できそうです。
各サイトに掲載されているサイズを見ながら、適正なものを選んだ方がいいかと思います。
逆に、綿素材は伸び縮みがないのでほぼサラシに近い感じです。
慎重にサイズ選びをしないと、ゆるゆるだったり、きつくて入らない可能性も出てきます。
洗濯して縮む?伸びる?
どの素材にも言えることですが、洗濯すると縮みます。
繊維は縮まないけれど 織り物だったら目詰まって縮む感じですね。
縮んでしまってキツくなってしまったら、洗濯する際にお湯で柔軟剤を入れて洗うと少しずつ伸びていくので、お試し下さい。
いかがでしたか?
次回は、実際におすすめナベシャツ、いわゆる王道から、変わり種ナベシャツまで取り上げたいと思います。